本ブログの更新について

 本ブログの更新は2016年3月31日をもって終了しました.ありがとうございました.
posted by みっちぃ (管理人)

2013年05月16日

今どきの学生の「空気」とは・・・

 最寄り駅から大学校舎までは25分ぐらいのバス乗車になる.駅のバスターミナルは学生で混雑する形になる.そんなシチュエーションで今日は今どきの学生の“空気”を感じる出来事があった.
 自分が学部生だった頃は,列なんか作らず無秩序に乗り場に集まるだけだった.バスはいつも止まる位置が一定じゃないので(それも問題だと思うけど),誰が最初から並んでいたかにこだわらずドアに近い者から乗り込む.
 ここ数年も同様だったが,昨年ぐらいから自然と列が出来るようになった.とても良いことだと思うがなんか違うのである.今日の出来事はある意味で決定的だった.
 まず,列の作り方が2つある.一方はバスが停止した時のバスに対して平行に並ぶ形.他方はバスに対して垂直に並ぶ形.後者の場合,列が長くなると駅の入り口を塞ぐ形になるため,行き来する人の流れをせき止めてしまう.バスに対して平行な形で並べば,人の流れをせき止めることもないし,同じ停車場から発車する別方面の乗客と別々に並ぶ形にもなるため,混雑しても大学関係者以外に迷惑をかけにくい.これまで数週間,同じ時間のバスを使う時はバスに対して平行に列が出来ていた.ただ並ぶだけでなく,誰もが周囲を意識しながら行動していることに感心していたところだった.
 ところが今日は違った.私はバスに対して平行に並ぶのだろうと思いその位置へ移動した.2人の学生も同じように並んだ.しかし,しばらくすると2人は「今日は向こうに賭けた方が良いな」とつぶやきながら,いつの間にかに出来ていた別の列,すなわちバスに対して垂直に並ぶ列へ移動したのである.結果的に,私が立っていたところからは誰もいなくなり,垂直に並ぶ列だけになったのである.
 確かに,平行な形で並ぶか垂直な形で並ぶかはルールがある訳ではない.しかし,前述のように平行に並んだ方が合理的なのは明らかである.それを暗黙的に理解していたからこそ,これまでの数週間は平行な形で並んでいたのだと思っていた.ところが実際は,そんな“周囲に気を利かせた”考えなど存在せず,ある意味で無秩序に発生した大勢を占める列が作る“空気”に合わせようと行動してるだけだったのだ.
 周囲の空気を読みながら行動することと,周囲に気を配りながら行動することは根本的に異なると思う.今日の出来事だけを見ると,今の学生は周囲の空気を読みながら行動しているだけにとどまっていることが多いのではないだろうか.近いうちに社会人となる人間がすべきは,周囲に気を配りながら行動することではないだろうか.そのためには,自分の言動にたいして周囲の人々がどう感じるかをよく洞察することも必要だし,もし周囲に迷惑をかけるようなことが起るのであれば改善策を見つけて行動に移すべきなのである.
 周囲の空気だけを読んで行動する学生が増える傾向にあるとすれば,それに対して危機感を覚えるのは私だけだろうか.周囲の空気を気にして間違った行動を間違っていると言えない状況は正しいのだろうか.いじめ問題をはじめ,日本社会に渦巻く様々な社会的問題が,実はこの問題に凝縮されつつあるような気がしてならない.今の政治も然りだ.
 さて,バスの停車場で独ぼっちになってしまった私だが,その後どんな行動をとったか.空気を読んで,バスに対して垂直にできた列の最後尾に移動するのか.それとも,自分の信念を変えずその場に留まるのか.
 正直,前者にすべきとも思った.しかし,最初からバスを待っていた私が列の最後尾に移動するのもおかしな話だし,勝手に列を作ったのは学生の方でもある.そこで,今そこにある学生達が作った“空気”ではなく,バスが来た時の“空気”を読んで行動することに決め立ち位置を変えずに留まった.結果,バスは私のほぼ目の前の位置でドアを開けた.潔く私が最初にバスへ乗り込んだ.
posted by みっちぃ (管理人) at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/67768997

この記事へのトラックバック