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posted by みっちぃ (管理人)

2007年09月21日

デジタルか,銀塩か

 発売されてからすでに1ヶ月も経つのですが,ブティック社の風景写真の9-10月号に「風景写真はデジタルの時代なのか?」というタイトルで特集が組まれています.この特集で「フィルムVSデジタル」について語られていまして,その結論はぜひ同誌をお求めになって確認してみてください.
 私が反論したいのは,デジタルフォト編集長の福島氏の発言です.
僕がデジタルで撮ることによる問題点と考えているのは,シャッターを押す行為が安っぽくなったりはしないか,ということなんです。
 これって,問題点になりえるんでしょうか?
 そもそも,フィルムを愛用するプロのカメラマンだって,アマチュアにはとても真似できないほどのシャッターを1つの場面で押しますよね?特に風景写真なんかでは,露出設定をいくつか変えて同じ構図の写真を何枚か撮っておき,後から良いコマを選択するなんてことはザラなのではないでしょうか.CAPAカメラネットに掲載されている竹内敏信氏の取材レポートだって,2日間でブローニー(120)サイズフィルムを20本以上は使うようです.24枚取りとして480コマ以上も撮影していることになります.しかしながら,竹内氏は最も人気のある風景写真家といわれていますし,その独創的な表現力には定評があります.
 だから,シャッターを押す行為が安っぽくなろうがならなかろうが,自分や他人を感動させる絵が残せるかどうかが大事なのではないでしょうか.その意味で,デジタルカメラは感動を残せる機会を増やしてくれたと言えないでしょうか.シャッターを押す行為が安っぽくなっることは問題ではなく,むしろ喜ばしいことではないかとさえ思うのです.

 と,反論だけでは申し訳ないのでもう一言.同特集で福島氏が言うように,明部や暗部そして階調の表現は,まだフィルムの方が長けていると感じてます.直近に発表されたCANON 40DやニコンのD3とD300,そしてα700ではどのように進化しているのでしょうか.とても気になるところです.
posted by みっちぃ (管理人) at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真など
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