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posted by みっちぃ (管理人)

2012年01月29日

研究は孤独だ

 自分はどちらかというと,書籍とか論文を読んでもすぐに納得できないことが多くて,自分なりの考えを交えて解釈しようとする.学校での勉強の成績が悪くて統一模試の成績の方がよかったのもそれが理由だったと思う.「素直に暗記すればいいじゃん」(高校時代の教員談)という感覚は特に嫌いだ.
 その性格は今の仕事をやる上でとても役立っていると思う.ただ,新しいアイディアや視点を主張しようとしたときはいつだって孤独だ.同じ研究組織にいる仲間同士でも,まず最初はある程度の資料を伴って論拠を明文化し,議論のたたき台をつくらばならない.そこまでの過程はやはり孤独なのだ.
 多くの学問は共通の認識を持つ者同士がコミュニティーを作り,次第にその中で知識が体系化されていく.異なる視点を持つ者同士が多く集まった方が,より客観的な知識の体系化ができる.だからこそ,(学会の公式/非公式に関わらず)いろいろな研究会や勉強会が開かれているし,中の人は「誰でもWelcome」を叫ぶのだと思う.しかしながら,ある程度大きくなったコミュニティーは一定の知識が体系化済みであったりするので,それを覆すような知見は無視されやすい傾向がある.もし自分の信念を貫きたいのであれば,やはり最初は孤独に研究を始めていくしかない.
 逆に,コミュニティーの中に入りその知識体系の中に浸ることに疑問もなく満足を感じるならば,それも大事なことだと思う.しかし,そのような者を研究者と言えるだろうか.1つ言えることは,この研究スタンスから革新は生まれ難いだろうということだ.
posted by みっちぃ (管理人) at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 博士(工学)を目指す方へ
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