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posted by みっちぃ (管理人)

2011年03月24日

電力不足を補うには?その1

 今夏,東京電力管内は1600万kWの電力不足に陥る可能性があるということが問題になっています.どうやって電力不足を補うべきでしょうか.
 良い発想はアホアホな思いつきから・・・,というわけで,こんな試算をしてみました.

下半球光束60W相当の電球型LEDの消費電力は大体10W.60W電球と置き換えたとき,単純に1個当たり50W削減できるとすれば,

16,000,000,000w / 50w = 320,000,000 個

量産により単価1000円で供給できるとすると,

320,000,000 個 * 1000円 = 320,000,000,000円

つまり,3,200億円を東電が負担してLED電球を家庭や企業にばらまき,必ず使うようにしてもらうのです.例えば,柏崎刈羽原子力発電所の1基当たりの建設工事費が3000〜4000億円だそうですから安いもんです.
 問題点は・・・,
  • もっとも電力需要の多いのは昼間なので,特に一般家庭では電球を点灯しておらず,削減効果は限定的
  • 今後4か月間で3.2億個ものLED電球を生産し,それを配布できるか不明
  • そもそも,東京電力管内に60W電球を使う場所が3.2億箇所もあるのか不明
などでしょうか.特に電力需要の多いのは昼間という点がネックですね. 企業では昼間でも蛍光灯をつけっぱなしだと思うので,LED蛍光灯で電力削減を狙うというのはアリかも. ただ,LED蛍光灯はまだまだ高いし,1本当たりの削減効果もLED電球に比べると小さいです. 1本当たりのLEDの数も多いので,生産が間に合わない可能性もLED電球に比べると高いでしょう.
 単価が下がれば,全国的にLED照明の普及にも弾みがつくなどのメリットもあるのですが,なかなか難しいですね.
posted by みっちぃ (管理人) at 01:09| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記
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