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posted by みっちぃ (管理人)

2010年08月15日

コピペリポート見破りソフトについて

学生諸君、コピペリポート見破りソフトあるぞ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100815-00000207-yom-soci

 学生のリポート作成で、インターネット上の資料をそのまま引き写す「コピー&ペースト(コピペ)」の横行に、大学側が悩んでいる。
 多くは「モラルに訴えるしかない」とするが、耐えかねて「発見プログラム」を独自に開発した大学も。ネットと共に育ってきた若者たちと大学側の間で、倫理観の溝は深い。
 夏休みのリポート作成が佳境に入った8月上旬、京都市内にある6国公私立大のキャンパスを訪ねた。教室ではパソコンを使い、真剣な表情で課題をこなす学生の姿が見られた。しかし中には百科事典のホームページとリポート作成ページを並べ、せっせとマウスを動かしコピペに励む者も。

記事より引用
 こんなの記事にすべきことかな〜.
 ウチの大学でもこの手の研究をしていた学生がいましたけど,もっと気にしなければいけない問題は,学生に「コピペ禁止」を意識させることではなくて,教師側がコピペで済んでしまうような課題を出していることではないでしょうか?
 かくいう私も大学教員ですが,ネットで調べてすぐ終わるような課題はまず出しません.あえて,そういう意図をもって出題することはありますが,その場合は引用元を必ず明記させることと,異なるサイトからの情報を複数掲載させるとともに,その内容をふまえて要約させたものをレポートとして要求しています.
 つまり,教師側にも問題があると思うのです.教師側だって課題を出す前に,自身もネットで調べてみればこの課題が学生にとって好いか悪いかわかるはずです.教師側がちょっとした工夫をするだけなのです.
 ただ,大学経営も厳しくなってきていて,教師側の負担が増している現状もあります.教務や委員会などの負担が増え続けており,質の高い教育が行われにくくなっています.まして,研究に割く時間なんてほとんど得られないでしょう.一流大学の大所帯の研究室なら自律的に研究プロジェクトが進んでいくのでしょうが,それ以外の大学では,ますます悪化の一途ではないでしょうか.
posted by みっちぃ (管理人) at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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