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posted by みっちぃ (管理人)

2007年04月23日

約7割が苦学生?

約7割が苦学生? 学費が社会人学生の負担に[ITMedia]
いや,苦学することになるのは普通でしょう? だから,私は7割というのは少ないと感じます.言い換えれば,それだけのリスクを負わないと進学できないような仕組みが大きな問題だと思います.社会人が大学進学しやすい仕組みが早急に実現されるべきです.これは格差の固定化という問題を避けるためにも重要な話だと考えます.
 私は工学系の大学院に進学した結果,会社を辞めました.というか,本当は辞めたくなかったので半年間は休職扱いにしていました.正確に言うと,進学後の最初の1ヶ月間は会社との両立を試みていました.しかし,当時は週3日の授業のためにまともに勤務できませんでした.その分給与が減ってもかまわないと主張しましたが,会社側は前例がないために給与支給できないと言い,私は休職扱いにせざるを得なかったのです.非常に残念なことに,進学先の指導教官にも両立したい旨を主張していたのですが,半年間の説得は実らずに理解を得ることができないままでした.そのころ(つまり修士1年の秋)になると早くも進路を考えなければなりません.私の場合,(1)復職する,(2)中途採用で他社に転職する,(3)新卒扱いで就職活動を始める,(4)博士後期課程に進学する,の4つの選択肢から進路を考えることになりますが,(2)か(3)の選択肢を考えるならば休職していた会社を辞めなければなりません.非常に悩みましたが,選択肢の幅を広げる目的で退職したのです.
 企業などの研究所に勤めている方が,大学との共同研究の関係で大学研究員として在学するケースがあります.場合によっては,研究員ではなく学生として入学することもありえるそうです.その様な場合に学費は会社負担となり,給与支給も継続するというようなケースがあるようです.その狙いには,会社が本人に博士の学位をとらせる目的もあるようです.このような形で共同研究することで社員の立場を高めるのです.
 このようなプロセスで社会人学生となり,学位を取得できるというのは羨ましい限りです.本人の能力が優れているというよりも,そういう状況下で働いているという偶然と人脈ががないと,まず実現しないだろうと思われます.そのような環境にないならば,リスクとって大学進学するかどうかを選択すしなければならないのです.
 私の意見としては,現状では,既に社会人として働いている人が大学(または大学院)へ進学する価値は大きくないと考えます.特に2流以下の大学に進学する価値は少ないと考えます.よく言うように社会人として働いていたほうがよっぽど勉強になります.学位の取得が主目的なら進学するしかありませんが,勉強したいと思っても大学がそれを満足してくれるかどうかは分りません.全入時代に入り大学の質は急激に低下します.質をかろうじて保てるのは1流大学だけです.質が下がった大学は,社会人のモチベーションを活かす能力を欠いている可能性があります.そうでなくても,先日のAERAが「トンデモ内定社員が来る」という記事を記載していたように,学生の質が悪いほうへと変化しつつあるのです.
posted by みっちぃ (管理人) at 01:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 博士(工学)を目指す方へ
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