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posted by みっちぃ (管理人)

2010年01月29日

どうして敵を作るのか?〜新社会人へのアドバイス〜

 信頼していた後輩の一人が,就職を機に連絡が取れなくなった. 社会人になればいろいろな事情があるだろう. だから連絡が取れなかったことはあまり気にしていなかったのだが,連絡がある人にはちゃんと連絡がきているらしいし,場合によっては時間の都合をつけて直接会いに来ているというのである. それも,何らかの事情があるだろうと思っていた.
 しかし何度も同じことが繰り返されると不信感は募る.そこで先日,彼に本音をメールしてみた.その結果,意外にもすぐに返信が来た.さらに意外だったのはその内容だった.
 驚いたことに,一昨年前の私の意見が彼を苦しめ続けたのだという. 別件も重なって精神的に限界を超えたため,あえて私に背を向けてきたというのである.
 一昨年前といえば,私は学位取得と就職についてまさに瀬戸際の生活を送っていた. 彼には申し訳ないのだが,彼に意見している余裕などほとんどなかったと記憶している. 仮に意見を言ったとしても,その時点で最良だと思うことを伝えている. だから,結果論的には不幸を呼ぶことだったとしても,それで後悔を生むような短絡的なことは一切ない身に覚えがないことなのだ.
 なぜこのようなことになったのか. 私がもっと彼の考えを聞き出せばよかったのだろうか? 聞き出そうとしても,彼からは音信不通が続いただろう.
 そもそも,そのような重大なことがあったのならば,私に相談するなり,苦言を言うなりのことがあってもよいのではないだろうか. 同じ研究室という身近な関係だったのだから,なおさらではないだろうか. 今頃になって「お前のせいだ!」と責められても,それは結果論でしかないかもしれない. 結果論を言いだせば,よい意見も悪い意見も主観次第ですべて悪い意見になってしまう.
 このようなことは,社会のあらゆるところで生じる. ソフトウェア開発においては顧客とベンダーの間やプロジェクトメンバー同士の間で起こりやすい. 起こりやすいからこそ,互いの信頼を保ちながら関係を築いていく方法が必要なのである. その方法を知らなければ,信頼関係が崩れるどころか,敵を作り続けていってしまうことになるだろう.
 信頼関係を保つ方法として私が最も大事であると考えるのは,連絡,報告,相談(いわゆるホウレンソウ)の徹底である. ホウレンソウの仕方としては,口頭で行うべきこと,文書化して行うべきことがある. どちらを使い分けるかは,事柄の重要性,複雑性,迅速性,関係者の範囲などによるだろう. ホウレンソウを上手に徹底することが,社会人として信頼を集め,成功を勝ち得ていくための一つの手段なのである.
 今回の件については,彼は私に対するホウレンソウを拒み続けたのである. 彼はもともと,ホウレンソウが上手な方ではなかった. プライドが高いためか,周りの人間に相談することなく自分の判断を突き通すところがあった. 自分の判断を突き通すこと自体はとても大事なことであり,決して批判すべきものではない. しかし,自分の判断による行動が関係者に多少の影響を与えるならば,行動に起こす前にホウレンソウは必要である. そうしないと,その判断に誤りがあった場合に関係者に迷惑をかけてしまう. 迷惑をかけてばかりいたら関係者からの不信をあおるのは当然なのである.
posted by みっちぃ (管理人) at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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