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posted by みっちぃ (管理人)

2007年02月22日

“正しい”とは?

rta50iさんのブログで採り上げられているソフトウェア要求と仕様の関係.有名なM.Jackson先生の書のひとつである.

さて,ソフトウェア要求の要求文書をまとめ上げたとき,それが正しいことを測れるだろうか.SWEBOKには,ソフトウェア要求文書の検証(Verification)の具体的な進め方がIEEE1028-97に記述されていると書いてある.しかし,具体的で効果的な手法が十分に確立されていない領域であることは間違えないだろう.

いずれにおいても,不正確さの残る要求文書に基づいて,我々ソフトウェア技術者は設計・実装を行うことになるわけである.もしここで,論理的概念に基づく(検証や設計などの)開発支援ツールを導入したらどうなるだろうか.ツールの利用を通して,要求文書の矛盾点を発見できるかもしれない.しかし,それは“ツールの都合”によって発見されたものにならないだろうか.

“ツールの都合”とは“論理の都合”である.ソフトウェアを作る側から言えば,論理の都合は絶対的なものであるだろう.しかし,論理の都合がソフトウェア要求に影響を与えたとき,それが顧客の要求を反映したものであるという保証はない.つまり“正しい”とは何であるかということである.そこには既に矛盾が生じているのだ.
posted by みっちぃ (管理人) at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | きもちぃ〜ソフトウェア開発の研究
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