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posted by みっちぃ (管理人)

2008年05月24日

クライアント管理ソリューションに思うこと

 先日,某社からクライアント管理ソリューションとして某パッケージソフトウェアの説明を受けた.社内に大量のPCがある場合に,各PC上のファイルを管理するソリューションである.
 この手のパッケージソフトウェアはその基本機能として,@クライアントディスクイメージのクローン作成と配布,A配布後の差分更新,B障害時の復旧機能などがある.今回説明を受けた某ソフトウェアも,同様の機能を有していた.
 @クライアントディスクイメージのクローン作成と配布は,この手のソフトウェアの基本的な機能である.特に,ネットワークを介してクローンを作成する機能は有用であり,マルチキャスト方式による通信によって効率的に大量のPCにハードディスクイメージをコピーできる.
 ここで思ったのは,A配布後の差分更新においてもマルチキャストを活用できるのではないかという点である.少なくとも今回説明を受けた某パッケージソフトウェアは,差分更新においてはユニキャストを利用しているようであった.
 確かに,マルチキャストは一度に同じデータを配信する手段であるから,PCごとに差分ファイルが異なる状況には適さないかもしれない.また,PCの原電が投入されるタイミングも異なるだろうから差分データを転送するタイミングが異なり,@クローンの作成と同じようにはいかない.しかし,もし複数のPCで同じファイルの更新が必要であることが判明したときには,それぞれのPCに対してユニキャストで送るよりもマルチキャストで送る方が効率的である.
 例えば,PC1が起動されて,ファイル1〜10の更新が必要であることが判明したとする.管理サーバはPC1に対してファイル1〜10の送信を始める.その途中にPC2が起動されたとする.PC2はファイル4〜10の更新が必要であることが判明したと仮定する.
 既存のユニキャスト方式では,PC1とPC2が共に必要としているファイル5〜10をそれぞれのPCに送らなければならない.サーバ側としては同じデータと複数回送信することになる.しかし,ファイル5〜10についてはマルチキャスト方式に切り替えて送信すれば1回の通信で済む.PC2はファイル5〜10を受取った後,残りのファイル4をユニキャストで受取る.
 つまり,差分更新の内容に応じてマルチキャストとユニキャストを動的に切り替えることによって,差分更新の効率化が可能である.探せばこのような仕組みを持った製品があるのかもしれないが,今回説明を受けた某パッケージ製品はそのような工夫が見えなくて少々残念だった.
posted by みっちぃ (管理人) at 13:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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