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posted by みっちぃ (管理人)

2007年06月09日

消えた年金問題:管理システムの不具合はなかったか?

 5000万件(この数字の信頼性も怪しいという報道があるが)の年金記録問題の直接の原因は,今のところ入力のミスや,そもそもデータを年金記録の管理システムに登録していなかったということのようだ.
 そこでふと思ったのは,管理システム自体に不具合は無かったのかという点である.システム入力時に正確に入力していても,システムの不具合によってデータの不整合が発生したり,データを紛失していたりするということは起きていないのだろうか.システムにバグがあっては,どんなに正確な入力をしても正しく管理できるわけがない.
 なぜこんなことを書くかというと,ITmediaの“崖っぷち!電子政府”シリーズの記事が頭をよぎったからである.この記事では,「人事・給与業務システム」を例に,そのシステム開発費として投じられた40億円が無駄ガネと化した事例が載っている.この事例の原因として要件定義〜設計が曖昧なまま開発が進んだことが報告されている.システム開発には,顧客と開発者の間での綿密な協議を通して,要件定義をしっかり行っておく必要がある.この工程が曖昧だと,その後の全ての開発工程に悪影響を与える.
 電子政府の話題は今世紀に入ってからだが,渦中の年金記録の管理システムはどうだったか.しっかり要件定義が行われ,適切な設計があっただろうか.スケジュールにも無理はなかったか.先の「人事・給与業務システム」事例のように,継ぎ接ぎだらけのシステムになっていないだろうか.もしシステムに不具合があるならば,先ずはそこから手をつけなければ同じ問題をくり返すだけだろう.
 今のところ,年金記録問題に管理システムの不具合が原因しているという報道はなされていないようである.しかし,ここにも社会保険庁の悪しき体質が絡んでいるとしたらどうだろうか.例えば,管理システムを導入してから何年も経つのに,今になってシステムの不具合が見つかったとしたら,それを公表できるだろうか.不具合の内容によっては,社会保険庁は責任をさらに問い詰められることになるだろう.それを恐れて,記録の入力に関わる人為的ミスが原因としているのかもしれない.入力作業はパートやアルバイトがやったと報道すれば,自分たちの責任を軽減したことになる.実際,その様に報道されているので仮説と矛盾しない.
 新ソフトによって5000万件の年金記録調査を行うという方針が政府によってなされた.もし年金の管理システムに不具合があれば,この新ソフトの開発中に明らかになるだろう.
 新ソフトは、NTTデータと日立製作所が共同で開発する。数か月程度で完成する予定だ。政府はこのソフトの活用により、「1年以内に全件の調査を完了させる」との方針を実現させたい考えだ。
記事より引用
ここにも疑問がある.なぜNTTデータと日立製作所が担当することになったのだろうか?ここにも,何らかのカラクリがあるのではないかと疑いたくなる.新ソフトの導入とともに,システムの不具合をこっそり治すなんてことを目論んでいたりしないだろうか.

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posted by みっちぃ (管理人) at 09:56| Comment(0) | TrackBack(4) | 有害電波発信地