本ブログの更新について

 本ブログの更新は2016年3月31日をもって終了しました.ありがとうございました.
posted by みっちぃ (管理人)

2007年05月31日

Webアプリケーションをオフラインでも利用できるようにする技術

 私は研究テーマの一つとして,オフライン時の使用を考慮したWeb型教育のためのシステムアーキテクチャについて研究しています.今回,GoogleがWebアプリケーションをオフラインでも利用できるようにする新たな技術「Google Gears」を発表したことは,自分にとっても頼もしいお知らせです.
 無線ネットワークが進化し続けると,“オフライン”であることがなくなるように錯覚しがちですがそうではないと考えています.生活の中で100%オンラインが実現されるとは考えにくいです.また,どうしても通信コストが高めになるという現実もあります.
 Web型教育においてはこの問題が,学習平等の観点で好ましくありません.全ての学生が平等にWeb型学習システムを活用できるべきですが,従来のWeb型学習システムが“オンライン”環境が必須としているために学習の機会が制限されてしまします.
 また,セキュリティ対策のためにWeb型学習システムを学外からアクセスできないようにしている場合があります.せっかく“いつでも”“どこでも”利用できるというメリットがあるのに,活用できない現実があるのです.そのような環境の学生は,(Web型学習システム利用した)勉強の続きを自宅でできないなどの制約を受けることがあるようです.
 そんな背景から,私はオンライン時と同じWeb型学習環境が,オフライン時でも利用できる仕組みが必要であると考えました.そのための試作システムも開発しました.
 まだ詳細を調べていないのでわかりませんが,アーキテクチャの基本的な考え方は,多分Google Gearsとほぼ同じだと思います.つまり,
ローカルマシン上にさまざまなデータを蓄積、インデックス化し、必要に応じてデータベースからデータを取り出すことで、ネットワークコネクションがない環境でもアプリケーションを利用できる。同時に、バックグラウンドで定期的にアプリケーションとデータの同期を取り、接続が回復した時点で最新の情報に更新する仕組みだ。
記事より引用
 当初,私の研究は指導教官に「つまらない」と蹴散らかされ,東大の某教授には「学術的に価値がない」と学会で言われました.今から3年前のことですが大変ヘコミました.今でもトラウマです.一方で,教育工学関係の研究会などでは興味をいただいたことが多く,それを糧にして研究を続けてきました.その信念に同調して共に研究してくれた後輩のおかげもあり,学会論文誌にも採録されました.また,某研究会で受賞することもできました.
 現在は別のテーマに注力しており研究を中断しておりますが,今回のGoogle Gearsの話題でテンションが上がりそうです.
posted by みっちぃ (管理人) at 09:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の研究

障害原因を「究明中」と表明

先日IT Proの記事の中で,ANAのシステム障害原因に某社が関係してしていることを示唆するような記事を見つけた話を書きましたが,今のところ「原因は究明中で確定していない」と声明を出した模様です.確かに,原因が分らないうちに悪者にされてはたまりませんからね・・・.
 いずれにせよ,原因究明には時間がかかるでしょう.簡単に原因が分るようなら,事前に気づいていなければならないような(低レベル)の障害といわれかねませんし,彼らがその様なミスを犯すとは思えない(思いたくない)です.
 その点で,(少し話は飛びますが)NTTのひかり電話はどうでしょう?先日の大規模障害から間もないうちに,昨日も「ひかり電話」対応ルータのソフトウェアアップデートを適用した場合の不具合が報道されています[ITmedia].いい加減にして欲しいものです.
posted by みっちぃ (管理人) at 08:13| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年05月30日

メンテナンス

 メンテナンス終了した模様です.Web検索などで本ブログにアクセスしたのに閲覧できなかった方々,私からもお詫び申し上げます.
posted by みっちぃ (管理人) at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月29日

メンテナンスにより

 このブログは,2007年5月30日(水)02時00分 〜 23時59分の間アクセスできなくなります.どうやら,ブログ管理のページだけでなく皆さんがご覧いただいているページへのアクセスもできなくなるらしく,アクセスくださる多くの方々に迷惑をかけることになりそうです.
 メンテナンスに関わる連絡事項は,こちらもご参照ください.

posted by みっちぃ (管理人) at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

論文執筆でMS-Wordを使う時のコツ 3/段落の設定を使いこなす


図1 ページ内に収まらなかった例


図2 10ptフォントに対し行間10pt


図3 行間10pt,段落後0.3行


図4 行間11pt


図5 行間10.5pt,段落後0.2行
 論文原稿の作成の定番といえばTexですが,最近ではMS-WORDを使うことも多くなりました.今まで,以下のトピックを紹介しました.
  • Part1:図表はテキストボックスの中に入れてレイアウトする.
  • Part2:オートシェイプによる図はPowerPointで作成し,拡張メタファイルとしてWord上に貼りつける.
今回は,段落の行送りに関して扱いたいと思います.

【問題点】
 論文原稿は多くの場合は論文フォーマットが指定されているため,勝手にフォントサイズを変えたりすることは禁じられていると思います.どうしても規定枚数に収まらない場合,推敲して無用な部分を削除すべきです.それでもどうにもならない場合,特に引用文献のリストがちょこっとだけ次ページになってしまう時は,(論文フォーマットが行送り量を指定していなければ,)行間を微妙に調節して対処します.


【対処方法】
 図1は,テンプレート指定で作成したら3つの文献が次ページになってしまった例です.この時の行間はフォントサイズが10pt,行間が13ptでした.
 そこで,文献のリストを範囲選択し[書式]−[段落]をクリックして段落設定のダイアログを表示します.ダイアログにて「インデントと行間隔」タブをクリックし,「行間」にて“固定値”を選び「間隔」として“10pt”と入力してOKを押下します.その結果が図2です.行間をフォントサイズと同じにすることによって,なんとかページ内に全て収まるようになりました.しかし,ご覧の通り行間が詰まりすぎて窮屈な感じがします.また,ページ下部が微妙に空白となってしまったため中途半端な感じがします.
 そこで,再度段落設定のダイアログを開き,行間隔を10ptにしたまま段落後の間隔を“0.3行”にしました.(このような中途半端な値に設定すには,直接“0.3行”と入力する必要があります.) その結果が図3です.だいぶ読みやすくなりましたし,下部の空白もなくなりページ内にすっきり収まりました.しかし,今度は文献ごとの間隔が広すぎる気がします.
 今度は,段落の「間隔」を“11pt”,段落後の間隔を“0行”にしました.その結果が図4です.ページの収まりはいいのですが,再び窮屈な印象になってしまいました.
 もう一度,段落設定のダイアログを開き,段落の「間隔」を“10.5pt”,段落後の間隔を“0.2行”にしました.その結果が図5です.程よく行間が維持され,ページ内にも収めることができました.
 このように,フォントサイズを変えなくても微妙な行送りの調節によって対処可能です.ただし,本例のように,行間がフォントサイズに近づくと窮屈な感じがするので,段落後の間隔設定を利用して余裕を与える点がコツです.

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posted by みっちぃ (管理人) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 論文執筆でMS-Officeを使う時のコツ

2007年05月28日

大学生による落書き

 今日(27日),ある試験のために地元の大学へ向かった.受験番号の席につくと,机一面に落書きが・・・.私の大学も落書きが多いが,この大学も同じか・・・と納得しつつ,なんとなく違和感を感じた.
 というのも,私が他の大学を訪れるのは今回だけではない.試験会場が大学になることが多いということもあるが,私の場合は学会などで大学を訪れることがある.よって,私は多くの大学の教室を利用してきたほうだと思う.そのような中で,落書きがこれほど目に留まったのは初めてだろうと思ったのだ.
 単に清掃が行き届いていないのかもしれない.でも,落書きの多さは大学のランクをそのまま反映しているかもしれない.確かに今日の試験会場だった大学は上位ランクの大学ではない.偏差値としては私の大学と同程度だったはずだ.
 どんな落書きだったかというと,女性の裸にしてはヘタクソなものと,ドラえもんのような絵.何かの動物キャラクターの絵もあった.なぜか大学の名前がリストされた落書きがあり,その中に大きく自分の大学の名前があった.ほかの机も同様に落書きがあったのだろうか.いずれにせよ,とても目障りなので試験前に消しておいた.ブログネタのために写真に撮っておこうと思ったが,さすがに恥ずかしいので止めた.
 肝心の試験は,いままで以上に手ごたえなし.何より集中力が足りなかったと反省中.次回こそは・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月27日

障害を起こした全日空システムの委託先

 こんな記事を見つけてしまった. から, ここに,某社の名前があがっている.某社は,ANAと10年間の包括契約を結んでいたようで今回の障害原因に関係していた可能性が高い.というか,この記事を見た限りではすでに明らかですが・・・.今後どのような説明がなされるのでしょうか.
posted by みっちぃ (管理人) at 22:00| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記

アクセス殺到、学校裏サイト

この記事の中で,「学校裏サイト」の話題が出てくるのだが,ぞっとする内容である.
 よく言えば,社会勉強になるかもしれない.しかし,インターネット上は現実社会よりも厳しい面がある.それもまた勉強になるかもしれないが,それ以上に有害な情報が氾濫していることに驚く.
 しかし,本当に小中生が自発的にそのような情報を発信しているのだろうか.悪意ある大人が子供たちを利用しているのではないか.どちらにしても問題であることには変わりないが,個人的には後者であることを信じたい.すなわち,小中生が自発的に有害な情報を発信することはなく,誰かに操られているだけであると・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 21:00| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記

蕎麦の特集

 今月号の「自遊人」には「蕎麦。新店・名店、総ざらえ。」特集が掲載されています.表紙に目が留まりつい購入していました.付録のポケット版 DATA BOOKも便利そうです.
 私もとにかく蕎麦が好きで,食べるものが無ければ駅の立ち食いで気持ちを落ち着かせる(笑)ような人間です.旅先では必ずといっていいほど,蕎麦を食べて帰ってきます.
 先月,群馬県沼田市の上発地地区にいってきた話題を書きましたが,雰囲気の良い店があったので紹介しておきましょう.
 「生そば 下山」は,沼田ICから玉原スキーパークへ向かう途中の左側にあります.この辺は舞茸の産地でもあるようで,私はせいろと舞茸のてんぷらを注文しました.香りと甘みのバランスがとれた蕎麦でした.それを壊さないかのように,そばつゆは薄口.調和のとれた蕎麦を楽しんできました.

生そば 下山
posted by みっちぃ (管理人) at 10:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

次期αに思うこと

 日本カメラ2007年6月号に「ソニーα新モデル大予想」という特集が掲載されています. やはりここでも,ハイアマチュアモデルはAPS-Cであろうという見方が有力のようです.
 昨年,SONYαが公開されたとき「伝統と挑戦」というプロモーションの中で, こんなフレーズが出てきます.
αマウントを継承。未来へ託すのは
世界累計1600万本の「αレンズ」
 コニカミノルタがカメラ事業を撤退するというニュースの後だったこともあり,ミノルタユーザとしてはこのフレーズに感動しました. また,「デジタル一眼レフカメラの"真打ち"になる」という同社の意気込みも,あらゆる期待を抱かせるものでした.
 それから1年.α100はカメラグランプリ2007「カメラ記者クラブ特別賞」を受賞するなど,一定の成果を挙げているように思います. でも,果たして“真打ち”になれたのでしょうか. 同社の言葉を借りれば「一番の実力者、人気の持ち主」になれたのでしょうか.
 残念ながら,その域にはまだ達していないように思います. だからこそ,次期αが“ソニーならではの「チャレンジ」を少しずつ加えた”ものであることを期待したいと思います.
 その点で,私は次期αとしてのハイアマチュアモデルと最上位モデルが, 共にフルサイズイメージセンサーを搭載していることに期待したいのです. 1600万本のαレンズをフル活用できることこそ,未来へ託された者の使命を全うすることになると思うのです.
 確かに,モックアップモデルを見る限りでは,ハイアマチュアモデルは若干コンパクトです. 特に液晶モニターの左側部分が,ハイアマチュアモデルは短いようです. この差がイメージセンサーサイズの違いによる影響である可能性は高いように思われます.
 そもそも,フルサイズイメージセンサーになったからといって,従来のレンズがフル活用できるとは限りません. センサーの反射が,画質低下に影響を与えることは周知の事実です. 解決のためには,レンズ側にも対策を講じるなどの工夫が必要とされています. イメージセンサーが小さいほうが,このようなデジタル一眼レフ特有の悪影響が出にくいことも指摘されています.
 そう考えると,ハイアマチュアモデルがAPS-Cサイズというのは,従来のレンズ群を活かす上で決して悪いことではないかもしれません. しかし,そういう問題についても,独自の技術で解決して欲しいとも思ったりします.
 フルサイズセンサーは確かにコストが高いです. ハイアマチュアモデルに積むにはバランスが悪いことでしょう. でもその様な多くの難題を乗り越えて,αが“真打”になれることを期待しています. 他者に真似できない商品力で,一番の実力者、人気の持ち主になって欲しいと思っています.
 そう遠くないうちに新製品発表があることでしょう.期待と諦めが入り混じるなか,その時を待つ今日この頃です.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真など

2007年05月26日

ブログ炎上こそチャンス

 ブログ炎上という言葉がありますが,それってより多くの読者をひきつけるチャンスですよね.多くの場合,ブログ炎上の原因というのはそのブログ記事を書いた本人にあるといわれます.下記リンク先にはブログ炎上の原因を探る上でのヒントがあります.同時に,これらのリンク先記事には,炎上を恐れず自分の意見を述べることは重要であるとも述べられています.
 自分はいま研究者を目指して大学院に通っていますが,議論ができないというのは非常に寂しいものです.私の研究環境には,私の研究分野の専門研究者が周りにいませんので,新しいアイディアや解決方法などについて議論することができません.そこで,ほかの研究者の方々の意見をいただこうと学会で発表するわけですが,自分の研究があまりに未熟だったり,逆に難解すぎて十分に伝わっていなかったりすると誰も相手をしてくれず,結果的に議論ができない場合があります.後者の場合,自分の研究のレベルが高くて周りがついてこれないのではありません.(そのように勘違いする人もいたのですが・・・.) 多くは,主張の根拠が不十分だったり,結論までの道程が強引過ぎて研究としての形を成していないような場合です.
 これは,ブログ界においても同様だと思うのです.あまりにアホな記事は,相手にされないでしょう.むしろ,多くの人が関心を持っていて,かつ様々な意見が対立する状況だからこそ議論が白熱するわけです.そういうブログ炎上は,まさにチャンスだといえるでしょう.
posted by みっちぃ (管理人) at 12:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

レンズフレアによる失敗作・・・・.

 “ハレ切りはしっかりやりましょう”と,良い反省になりました.タンポポのあたりから斜め左下方向にレンズフレアが生じてコントラストが低下し,ボワッと霞みかかったようになってしまいました.自分の意図としては,アンダー目の露出を選ぶことでタンポポの花に当たった光を活かしたかったのですが・・・.
 ところで,久しぶりにベルビア(RVP)を使いました.実に15年ぶりです.数年前,写真撮影を復活してからはベルビア100F(RVPF)を使ってました.これでも十分に満足していたのですが,RVPの色の出方はよく言われるように撮影時の印象に近い気がしますね.RMS粒状度ではRVPFの方が良いはずですが,RVPの方が濃密な印象も受けます.多分,今後はRVPを中心に使うようになりそうです.
サムネイルをクリックすると拡大画像(約2MB)を表示します.
撮影データ:MINOLTA α-9xi,Tokina AT-X280 AF PRO (75mm),1/8・f16,RVP,ベルボン三脚.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:20| Comment(0) | TrackBack(2) | 写真など

2007年05月25日

キシリトールは犬に危険

 昨日,愛犬の定期的な診察で動物病院に連れて行ったとき,獣医からの表記のようなアドバイスをいただきました.このことは,昨年アメリカの米国獣医師会の専門誌に発表されたものということで比較的新しい知見です.しかし,改めてGoogleで調べてみると,日本語で説明されている情報も多いです.

「キシリトール 犬 危険」でのGoogle結果上位  今までうちの愛犬(パピヨン)には,キシリトール配合のハミガキガム製品(牛革を固めたもの)を毎食後のおやつとしてあげていました.4年間ほどたった現在,特に変わった様子はありません.キシリトール製品が良いだろうと,あえてこれらの商品を選択してきただけにショックです.
 商品パッケージの注意書きに,そういう情報はありません.獣医学会の専門誌で発表されてから余り時間が経っていないため,メーカーはより詳細な調査をしていることでしょう.しかし,愛犬の生死に関わる問題なのですから,“危険の可能性”を示す何らかの情報提供が,くり返し記載されるべきではないでしょうか.
 ホームセンターなどに行くと,何の疑問も無く,キシリトール入りの犬向けの製品が普通に陳列されています.今となっては,このこと自体が腹立たしく思えてきます.どの位の量のキシリトールが,どの程度悪影響なのかは十分な情報がありません.しばらくはこの様な製品を選択せず,本件に関する情報を待ちたいと思います.

追記:上記リンクの最後の「ほんわり*ふぁ」さんのブログを見ると,キシリトールの危険性についてはもっと前(2004年ごろ)から騒がれていたようですね.参考になります.
posted by みっちぃ (管理人) at 10:35| Comment(0) | TrackBack(2) | 知恵袋

2007年05月24日

修士1年目の費用

 しばらくこのカテゴリを書いていなかったので,私の場合の修士1年目の費用について書いてみたいと思います.

【学費と生活費】
 私は学部卒業後ソフトウェア開発技術者として3年間勤務したあと,私立の理工学研究科に進学しました.本当は国立大を考えていたのですが,学部時代の指導教員の意見に従うかたちで母校の私立大学院に進学したのです.
 学内出身者ということで,(たしか)30万円の入学金はかかりませんでした.年間の学費は約120万円です.1年目はいくつかの講義に出席する必要があるので,教科書代などがかかりました.
 生活については,本当は親元から(片道3時間かけて)通うつもりだったのですが,指導教官の指示によりワンルームの部屋を借りて生活することにしました.こう書くと私の意見が無いように思われるかもしれません.しかし,私が経済的な理由を述べると,その指導教官は“いくらあればいいんだ?俺が金を出すから研究を優先しろ”というのです.いくら恩師といえども,直接を金を借りるには抵抗がありました.この台詞から理解したことは“とにかく研究に集中すべきなんだ”ということでした.そのため,無理をしてでも大学近辺に部屋を借りることにしたのです.
 ワンルームの月5万円前後の部屋を借りました.もっと安い部屋でもよかったのですが,当時は社会人時代の金銭感覚が払拭できず,相場以下にはしたくなかったです.光熱費は,特にガスが高くて計1万円ほど.ほか,携帯電話などの通信費などがかかるわけです.それら費用を1ヶ月あたりの費用としてまとめると次表の通りです.
摘要 費用
学費 \100,000
家賃 \50,000
光熱費 \10,000
通信費 \10,000
交通費 \5,000
年金(当時) \13,580
食費 \20,000
合計 \208,580

 食費は1ヶ月で2万ですから1日あたり666円です.社会人時代とは比べられないほど貧素なものになりました.ちなみに,自分の大学の学食の相場は250円(かけそば)〜500円前後(定食類)なので,昼食に使ってしまうとあっという間に飛んでしまいます.それに,上記の内訳には衣食住の“衣”に関する費用を含んでいません.私はあまり身なりに凝らないのでそれほど出費はありませんでしたが,それでも季節の変わり目に買い物すると数千円から1万円にはなるでしょう.また“交際費”も上記には入っていません.飲み会があると1万円近くなることもあります.これらを踏まえると,1ヶ月あたりの費用が20万で収まるわけがありません.通例,毎月22万円ぐらいはかかっていたと思います.よって,年間260万円前後が学費と生活費で必要になっていました.
 なお,年金には「学生納付特例制度」というのがあります.これを利用すると,特例の承認を受けた年度の支払いが免除されます.免除された分は10年以内に追納することができます.追納時には経過期間に応じた加算額が課せられます.追納しなかった場合,将来受け取る年金額が減ります.よって,結局は納付しなければならない制度です.それならば,あとから追納すると高くつくので,できるだけこの制度を利用せずにコツコツ納入したほうが良いと思います.

【研究活動のための費用】
 どういうわけか,(いまだに微々たる額ですが)私の研究室には使える研究費というもがありませんでした.研究用のコンピュータは全員が自費で揃えていました.幸い,自分は社会人時代に買ったノートPCがあったのでそれで足りましたが,プリンタなどは購入しなければなりませんでした.
 研究のため,多くの書籍にも目を通したかったのですが図書館の蔵書は古く,結局は自分で書店に出向き,自費で購入するしかありませんでした.
 もっと大きな出費は,学会参加に関わる費用でした.まず,学会会員費として年間1万円強かかっています.それに加え,学会の大会で研究発表するように指示されていたため,修士1年目は計4回の発表を行いました.学会の大会は,いつも首都圏で行われるわけではありません.あの年度は,首都圏で2回あった他は北海道と新潟に出張しました.これらの出張費用及び大会参加費は自費です.北海道の時は移動に飛行機を使いましたし,大会期間中の宿泊もしました.10万円弱はかかったと思います.新潟の時は新幹線ですが,それでも宿泊費用を含めて5万円前後かかったと思います.
 その後知ったのですが,学会会員費や自らが発表する際の参加費用は,研究費から出していただけるはずだったというのです.なぜ当時,自費で行かなければならなかったのか非常に憤りを感じるのですが・・・.
 このように振り返ると,研究活動のための費用は30万円ほどかかっていたと思います.
 なお,私のように研究活動のための費用を自費で賄わなければならないというのは一般的ではないように思われます.少なくとも自分の周りのほかの研究室では,研究活動のための費用は研究費で賄われており,学生が負担するという状況は無いようです.

【国民健康保険及び税金の支払い】
 先に述べたとおり私は社会人として働いていました.進学後もしばらくは在職していたのですが,退職すると,年金以外にも国民健康保険や税金の支払いが待っています.私の場合,退職したタイミングの関係でこれらが(自ら支払う形で)生じたのは修士2年目ですが,本記事でも触れておいたほうが良いでしょう.
 年金は一定額ですが,国民健康保険及び税金は前年の所得に応じて6月ごろに納付請求が来ます.給料天引きのシステムの会社にいると,退職後にいくらの納税になるのか正確な見積もりを怠りがちです.研究を優先するために退職を考えられている方は,十分に考慮されることをおすすめします.
 なお,全日制の大学に通った場合,退職後の失業保険は支払われません.ハローワークで“再就職の意思はあるし,そのための自己啓発として大学に通っているんだ”と主張しましたが認められませんでした.それゆえ失業保険支払いの対象者に認定してもらえなかったのです.この点にもご注意ください.

【まとめ】
 以上をまとめると,私の場合の修士1年目の出費は年間300万円弱です.私の貯金はあっという間になくなりました.奨学金(借金)生活の始まりでした・・・.
 300万円というと大卒の新人社員の給料です.これだけの大金を出して,社会人学生として大学院に進学しなければならないということのリスクは覚悟しなければなりません.研究のための時間と,生活を維持するための勤労を両立できるかどうかは,周囲の人間の理解も必要になるでしょう.この点に関しては,またまとめ直したいと思います.
posted by みっちぃ (管理人) at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 博士(工学)を目指す方へ

2007年05月23日

えぇ〜.また?

・・・,えっと・・・,先日の大規模障害からから1週間ぐらいしか経っていないぞ? ひどいなぁ〜.

 当ブログでの関連記事
posted by みっちぃ (管理人) at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

SNSで本名を登録するか?

 自分としてはちょっと意外な結果で,SNSでは本名の登録をしていないユーザの方が多いらしいです. 確かに,これだけの人が集まるSNSだと,いくら招待制のコミュニティーといえども色々な心配がでてきますからね.
 でも,こうなるとSNSの良さって何?って改めて考えてしまいます.もちろん,本名を扱えるかどうかがSNSの唯一の特徴だとは思いません.しかし,本名で互いを知りえることの安心感が,SNSならではのコミュニティー作りに役立っていたことは否定できないのではないでしょうか.
 まぁ〜とにかく,私もmixiで本名を公開しておくのをやめる事にしました.幽霊会員なので,誰かに相手にされることもないと思いますが・・・.
 つか,これ随分前の調査結果だったのですね・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月22日

ゲーム機を使ったから?

学力が向上したといえるのだろうか? 勘違いしてはいけないのは,“ゲーム機を使ったから学力向上がした”と断言できないこと.この記事を見るとそこまでは断言していないので注意が必要だ.
 同じ時間,ゲーム機を使わない方法で学習した場合と比較しないと,ゲーム機を使う方法の“強み”が果たして本当かどうかが分らない.例えば「正しい発音が身に付く」については,今まではCDなどを活用していたわけだし,あるいはネイティブの教師がいれば良いのではないだろうか.「正しいスペルが身に付く」だって,ノートに繰り返し書くこと比べてどのような差異があるのだろうか.
 工学系の研究でもそうだが,“有効性”を示すのは“新規性”を出すことよりも難しい.本件について本当に効果を示したいのなら,ソロモンの4群法のような実験計画が必要だろう.しかし教育系の実験では,この様な実験計画法が適用しにくい場合がある.なぜなら,被験者が実際に学校で学習している学生であるため,ゲーム機の適用グループと非適用グループを分けると,教育上の不平等になり兼ねないのである.そうならないような実験計画を立てないと,学生からも保護者からも苦言が巻き起こるだろう.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

コンパクトな Windows タスクマネージャ


図1 通常表示時


図2 コンパクト表示時

 たぶん,意外と知られていないのではないでしょうか. 普段使用しているWindowsタスクマネージャですが,コンパクトに表示することができるんです.
 タスクマネージャを常時表示したいとき,ウィンドウのタイトルバーや切り替えタブなどが邪魔になります. 最小化すればタスクバーの通知領域にCPU使用率が表示されますが,これでは不十分です.
 そこで,図1のようにタスクマネージャの内部フレームをダブルクリックしてみてください. タイトルバーや切り替えタブなどが隠され,図2のようなコンパクトな Windows タスクマネージャに変身します. (実際には,ダブルクリック直後は元のウィンドウサイズがキープされるので,自分でリサイズする必要があります.) コンパクト表示ではタブも隠されてしまうので,表示したい内容をあらかじめ選択しておく必要があります.  元に戻すには,同じようにダブルクリックします.
 図はVistaの画面を使っていますが,Windows 2000 や Windows XP でも同様です. 多分,NT3.5 時代ぐらいから備わっていたんじゃないかな・・・? 例えば,プロセスリストを表示しているとき最小ウィンドウサイズが制限されていますが,コンパクト表示にするとこの影響を受けずに小さくできます. 2つ以上のCPU(コア)を積んでいるとき,それぞれの使用状況を常時モニタしたいときにも役立ちそうです.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 知恵袋

デフラグしても・・・

 やはりNorton Speed Diskでデフラグしても,システムファイルが散在した状況までは改善されなかった.こうなると,DiskeeperO&O Defragなどの起動時デフラグが可能なツールを使うしかない.まぁ〜,今はとりあえず良しとしよう・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年05月21日

デフラグのその後・・・

 前記事でデフラグに時間がかかっていることを書きましたが,Auslogics Disk Defragによる処理は一応終わりました.でも連続空領域は作ってくれていないようなので,仕方なくNorton Speed Diskでやり直すことに.
 そしたら,ご覧の通りシステムファイルがあちこちに散在している状態が判明.Auslogics Disk Defragでファイルの断片化は解消されていると思いますが,この状態はスッキリしないですよね.
 まぁ,気になりだしたらキリがないですが・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

しつこい断片化

 作業用のノートPCは,40GBのHDD容量に対して35GB程を使用している.最近とにかくディスクアクセスが遅いのでデフラグを行うことにした.かなり断片化がひどいようで,デフラグに非常に時間がかかっている.NortonのSpeed Diskというソフトウェアを使ったところ,24時間経っても70%ほどしかならない.相当深刻な状況と判断して,徹底的に対処することにした.
 まず,容量の大きいユーザデータファイルのバックアップをとり,ハードディスク上から削除した.これにより,20GByteほどの量になった.次に,比較的高速だといわれているAuslogics Disk Defragを用いてデフラグを行っている.3時間たった現在,まだ70%程しか進んでいない.見ていると,レジストリの断片化がひどそうだ.とにかく進捗が悪い.
 Disk Defragによるデフラグが終わったら,再びSpeed Diskにより処理する予定.Disk Defragが連続した空領域を作ってくれていれば,それで済むのだけれども・・・.
 ただ,この調子だと朝には終わらないだろう.通常作業のためにデータをリストアしなければならないので,中途半端な状態でデフラグは終了かな.はぁ〜,いつになったらスッキリするやら.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月20日

フィルムスキャン時のホコリ

 偶数月に刊行されている“風景写真”は,その名の通り風景写真を専門に扱う雑誌である.この雑誌は印刷品質が高く,まさに写真集そのものである.開催されている写真コンテストのレベルも相当に高い.
 だからこそ,フィルムスキャン時のホコリは気になる.同誌コンテストの選評でも,プロカメラマンのコメントとしてフィルムスキャン時のホコリ対策が指摘されている.
 風景写真2007年5-6月号の24-25ページに,見開きで掲載された上杉満生氏の写真がある.この左側ページに,2箇所ほどフィルムスキャン時のホコリと思われる影がある.1つはページ中心からほぼ真下に3cmほどのところ.もう1つは,ページ左端から3cm右側で,上下方向の中心から1cmほど上あたりにMの字状の影がある.
 揚げ足を取るようではあるが,ぜひとも同誌編集部には品質の見直しをお願いしたい. 
posted by みっちぃ (管理人) at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真など

2007年05月19日

本ブログのCookieについて

 本ブログは Google Analytics によりアクセス状況を分析し,ブログ運用に活かしています.Google Analytics は_utm から始まるCookieを使用ます.そのため,本ブログにアクセスするとWebブラウザがプライバシーの警告が表示され,Cookieを許可するか否かを選択できる場合があります.
 この場合,Cookieを許可していただいても,拒否していただいてもどちらでも結構です.いずれにしましても安心して本ブログをご閲覧いただくことができます.
posted by みっちぃ (管理人) at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

1週間付けっぱなしのコンタクト

“1週間コンタクト付けっぱなし”は当たり前になるか――ボシュロム ピュアビジョン [ITMedia]
 確かに,付けたまま1時間程度うたた寝をしてしまうことがあるので,1週間連続装用ができる使い捨てコンタクトは目の健康を考えると興味がありますね.ジョンソン&ジョンソンのアキュビューも,アドバンスが97%,オアシスが98%の酸素透過性ということで,ハードコンタクトレンズ並みの性能です.うたた寝をしてしまう自分としては,酸素透過性の高いレンズを選びたいところです.
 しかし,1日使い捨てタイプも捨てがたい・・・.自分は今ワンデーアキュビューモイストを使ってますが,毎日新品であることと,メンテナンスが不要というメリットは大きいですね.だから,個人的には1週間連続装用可能というよりも,終日装用時間の延長と,うたた寝程度はOKという,ワンデータイプの使い捨てレンズがうれしいかなぁ.
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2007年05月18日

NTTの障害以降・・・

 NTTの障害以降,帯域を絞られてないかなぁ? あるいは,まだ完全に元どおりになっていなくて,とりあえず突貫で復旧させたなんて状態にってないかな.
 ウチの回線はBフレッツ ハイパーファミリータイプ(100Mbps)ですが,RbbTodayのスピード計測でさっき計ったところ,13Mbpsでした.今までどんなに悪くても25Mbpsを下回ることがなかったし,実際,ここ数日は全体的に遅い気がします.(Fletsユーザ向けの)Fletsスクエアの,エリア内速度測定サイトでは今までどおり50Mbps前後が出るんですけどね.
 皆さんのところではどうでしょうか?
posted by みっちぃ (管理人) at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

自分だけじゃなかった

 以前,東京ミッドタウンに行ってきて,「私が来るところではないという印象のまま帰ってきた」なんて書いたが,こういう記事を読むと,私がそう思ったのは当然なんだなぁ〜と思った.要は,引用すると,東京ミッドタウンは
「おカネがない人」「めったに来ない人」「本物や伝統の価値を見抜くセンスのない人」をいかに遠ざけるかに腐心したと想像できます。
ということなのだ.だから,自分が前記のように思ったのは自然だし,そう思う人は少なくないだろうということ.なんとなく元気付けられる結論だ.
 ただ,そうだとしても,自分は同世代が貯金しているだろうと思われる額と同等か,それ以上の借金を抱えているので,この事ばかりは気が沈んでしまう・・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月17日

これはいい!けど・・・.

Yahoo!の記事から

[サービス]ジョルダン、ユーザー投稿で電車の運行状況をいち早く確認できるサイト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000004-bcn-sci

 なるほど.これはいい!先週,このブログでも鉄道の運行状況情報があまり役立たないことを愚痴ったところだったので好感が持てる.
 ただし,ユーザ任せということは,そこで配信される情報に関して誰も責任を持てなくなる.いかに正確な情報が投稿され,それを選別するかという点が非常に難しい気がする.果たしてうまくいくのだろうか.

posted by みっちぃ (管理人) at 14:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

数年前のBBフォンを思い出す

 数年前,Yahoo!BBが急激に会員数を伸ばしていたころ,BBフォンの品質が良くないという状況があった.(例えばこの記事) 障害発生の理由が異なるとはいえ,今回のNTTで起きた大規模障害と昨年109月(※)の障害(例えばこの記事)は,Yahoo!BBのそれを思いださせる.しかし,数年前のYahoo!BBは今回ほど大規模ではなかった.  NTTのフレッツ窓口のTIPSによれば,三月末でひかり電話の契約者数が300万件強になったらしい.数年前,BBフォンの品質が問題になったのも300万件を越えたころ.あれから数年たって,技術やノウハウが蓄積されているというのに,NTTはBBフォンと同じようなミスを犯している.
 こういう見方もできないだろうか.ひかり電話もBBフォンも,VoIPに必要な1回線分の帯域は殆ど同じだろう.そして,両方のシステムは300万回線の契約が達成するかどうかという状況下で品質が低下した.ということは,今のひかり電話と当時のBBフォンは,同程度の能力のバックボーン及びVoIPシステムによって運用されている可能性がなかろうか.だとすると,ここにもNTTの問題があると思う.
 数年前のYahoo!BBは12〜24MbpsのADSLが中心だった.一方,今のフレッツは100Mbpsの光ファイバーのサービスを前提にしており,システムはより強固で高い処理能力を有しているべきである.それにもかかわらず,前述の仮定の通りだとすれば,明らかにNTTの設計ミスであるといえなかろうか.
 “インフラただ乗り論”がNTTを中心に巻き起こったころ,ソフトバンクの孫社長はNTTの進めるNGNについてこんなことを言っていた
われわれはすでに5年前に完全IPネットワークを構築済み。NTTはわれわれが5年前にやったことを、これから5年かけてやろうとしている
NGNに限らず,今回の大規模障害の件は,はまさにこの言葉の通りではなかろうか.

※2007-05-17 11:05訂正
カテゴリ“有害電波発信地”とは,(浅学なくせに)好き勝手言い過ぎて,その結果,自分自身の立場を悪くしかねないようなコメントを発信するためのカテゴリです.

posted by みっちぃ (管理人) at 10:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 有害電波発信地

2007年05月16日

Google Analytics を使ってみる

 このブログが利用している“さくらのブログ”にはアクセス解析機能が付いています.これでも十分なのですが,Google Analyticsも併用してみることにしました.
まだ使い始めたばかりなので使いこなせていませんが,本ブログへのアクセスのほとんど(67%)はサーチエンジンからのものだということが分りました.ユーザの情報収集において,いかに検索エンジンが重要な役割を持っているかが分ります.SEO対策だのSEM戦略だのといわれますが,そういう話が注目される理由が判る気がします.

posted by みっちぃ (管理人) at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月15日

MySQLでの厄介な文字化け

【はじめに】
 既存システムは MySQL4.1.21+PHP5.2+Apache のWebアプリケーションである.このシステムのデータベースを共用する新規システムを開発する.新規システムはJava 5+JDBCで開発する.普通にシステムを設計して,普通にMySQLを使用していれば,この様な追加開発で文字コードに関して悩むことはないだろう.しかし,既存システムは次のような運用だった.
  • 既存システムのPHPソースコード,生成されるHTML,ブラウザ上で入力される文字コードは“Shift_JIS”になっている.
  • MySQLのシステムデフォルトの文字コードはUTF-8になっている.
  • PHPプログラムが読書きする(データベース上の)テーブルの文字コードは,全て“latin1”になっている.
 つまり,テーブルの文字コード指定と,PHP上で扱われる文字コードが異なっている. (“Shift_JIS”を使っていることも問題ではあるが...)  既存システムは運用中なので,PHPソースの変更やデータベースの設定を変えずに,新規システムは共用するデータベースを読書きする必要がある.

【問題点】
 テーブルの文字コード設定が不適切でも,(テーブルの文字コード設定が“latin1”なので)データベースに格納された文字コードはShift_JISのままになっているはずである. 実際,既存システムのPHPソースがDBから読み出す文字列は結果的にShift_JISになっており,文字化けは起きていないようだ. 一方,新規システムではJava 5を利用する.Javaは文字列をUnicodeとして扱うため,文字コードの変換を正しく行う必要がある.
 MySQLの場合,基本的に文字コードの変換は自動的に行われる.変換は,データベースに設定された文字コードと,クライアント側の文字コードに基づいて行われるらしい. 自動的に判定する機構なども備わっているため,文字コードの問題は殆ど無視してシステムを開発することができる.
 しかし今回の場合,この点で問題が発生する.データベースに実際に格納されている文字列と,データベースの設定が一致していないため適切な変換が行われず,文字化けが発生する.

【とりあえず王道的な対処を試す】
 JDBCドライバにはMySQL Connector/J 3.1.14を用いる.通常は,Javaソース上でのDSNのURLを次のようにする.

String url
 ="jdbc:MySQL://localhost:3306/database?"+
  "user=xxxx&password=xxxx&"+
  "useUnicode=true&characterEncoding=UTF-8";

 データベースの文字コードがutf8だった場合は変換なく処理される.utf8以外だった場合は,characterEncodingで指定したものがクライアント側文字コードとなり,これとデータベースの文字コードとの間で自動変換される.
 今回の場合,データベース上の文字コード設定はlatin1であるが,実際に格納されているものはShift_JISである.そこで,“charcterEncoding=SJIS”として試してみる.なお,ResultSetからStringオブジェクトを取り出すときは次のコードを用いた.

String strA = result.getString("A");

とりあえず試すと,「あア」という文字列は「???A」となってしまった. はたしてどんなコードが来たのだろうか.そこで次のコードにより1バイトごとに取り出す.

byte[] code = strA.getBytes("ISO-8859-1");

結果「3F A0 3F 41」となっていた.ということは,SJISに変換処理しようとしていることは間違えなさそうだ.(UTF-8だったら6バイトになるはず.) ここが「82 A0 83 41」になってくれれば良いのだが・・・.いったいどんな変換で,各文字の1バイト目が変換されてしまったのだろうか.

【現状をもう一度分析する】
 データベース設定は文字コードが“latin1”である.そこに,PHPプログラムは“Shift_JIS”の文字列を書き込んでいる.だから,データベースにはShift_JISで格納されているのではないかと推測するが,果たして本当にそうなのだろうか.
 それを確かめるために次の手順を行った.
  1. Windows上のMySQL Command Line Clientを,“default-character-set=latin1”の設定で立ち上げる.
  2. 該当のレコードにアクセスして,どのように出力されるかを確かめる.
 データベース設定がlatin1でクライアントもlatin1なので,無変換のままデータベースに格納された文字列が出力されるはずである.Windows上のMySQL Command Line ClientはShift_JISなので,結果的に文字化けなく出力されるはずである.案の定,正しく表示されることが確認された.
 逆に,“default-character-set=SJIS”としてMySQL Command Line Clientを立ち上げると,Java上と同じように「???A」となってしまった.
 ということは,無変換のままデータベース上から文字列を取り出し,Java上で適切に変換してやれば解決できそうである.

【Java上で無変換のまま文字列を取り出す】
 先のCommand Line Clientの例にならって,クライアントの文字コードをlatin1扱いにする.

String url
 ="jdbc:MySQL://localhost:3306/database?"+
  "user=xxxx&password=xxxx&"+
  "useUnicode=true&characterEncoding=ISO8859_1";

 これによって,自動変換処理されることなく,DBに書かれたShift_JISの「あア」,つまり「82 A0 83 41」が来るはず・・・.
 ところが,「3F A0 3F 41」のままであった.ということは,他にも自動的な変換が行われているのかもしれない. 今のコードはResultSetから文字列として取得しているので,ここで無用な変換が行われている可能性がある.そこで,getBinaryStreamを使ってコードを直接取り出すように変更する.

//From DB
InputStream in
  = result.getBinaryStream("A");

//To Buffer
ByteArrayOutputStream out
  = new ByteArrayOutputStream();

//Stream read buffer
byte[] buff = new byte[1024];

//Stream read length
int length =0;

while( (length = in.read(buff)) != -1)
  out.write(buff, 0, length);

byte[] code = out.toByteArray();
String strA = new String(code, "Shift_JIS"); //※

 あるいは,getBytesでも良いか.

byte[] code = result.getBytes("A");
String strA = new String(code, "Shift_JIS"); //※

 後者のコードのほうがシンプルである. しかし前者のgetBinaryStreamには,“未解釈のバイトストリームとして取得します”という説明がある. よって,データベース上のデータをそのまま取出したい今の状況では,なんとなく前者のほうが安心できる. ちょっと大掛かりになってしまったが,これでテーブル上のデータがそのまま取得できるはずだ.
 しかし,なんと「3F A0 3F 41」のままだった.ここで,完全に途方にくれることになった.  DSNの指定に“characterSetResults”というパラメータが指定できるのでこれも試したが駄目だった.

※実際には,“Shift_JIS”ではなく“MS932”か“Windows-31J”を用いるべきである.

【MySQL Connector/J のバージョン】
 悩んだあげく,MySQL Connector/Jの仕様やバグという可能性を疑うことにした. 更新履歴を見る限り,本件に直接影響しそうなバグFIXはなさそうである. しかし,MySQL5.0でBit型が使えるようになったことから,バイナリでデータを取得するロジックに変更があるかもしれない. 文字コード周りのバグFIXも少なくないようなので,試しに最新のMySQL Connector/J 5.0.5にJDBCドライバを切替えてみることにした.
 その結果,見ごと「82 A0 83 41」が取得できた.MySQL Connector/J 5.0.5を選択した根拠が曖昧なので個人的には納得できていないのだが,ひとまず一見落着.

【まとめ】
 なによりも・・・・
しっかりデータベース設計をしましょう!
ということに尽きる.もちろん,この意味にはRDBMSやその周辺プログラムの仕様を理解したうえでの設計を含む.


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【蛇足】  データベース設計というと,まずは正規化のお勉強から始まったりしますが,どのカラムにどのデータをどのように入れるかをしっかり設計していれば,今回のような文字コードの不整合は起きなかったでしょう.そもそも,既存システムの開発者には,PHPソースの中で「<META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html; charset="Shift_JIS">」という記述が出てきた時に,『このシステムの文字コードはShift_JISでよいのか?』という疑問を持ってほしかったし,その場合『データベースに書き込むときはどうなるのか?』という疑問を持って欲しかったですね.その疑問があれば,データベースの文字コード設定が「latin1」のままではマズイということに気づいたでしょう. まぁ,ウチの学部生相手にそう愚痴っても仕方ないか・・・.

 他に,もっとシンプルな解決方法があればぜひともご教授ください. MySQLは久しぶりなのでオンチになってます. 以前使った時のバージョンにはトランザクションがなかったし・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 日々の研究

2007年05月14日

枝垂桜の老木

 昨日に引続き,群馬県沼田市の上発知地区を訪れた時の写真から1枚.
 この桜の周囲の民家や構造物は,比較的近代的なものでした.そのため,桜の雰囲気を生かすためにカットしたかったのですが,背景の金属製の藤棚が残ってしまいました.そのため,ブログ用に採用というわけです.
 この写真の桜は,道路沿いに咲いていた桜で,ちょうど十字路の角の開けたところに立っていたのですが,なんともいえない存在感のある桜でした.きっと,周囲の人々に長年にわたって守られてきた桜なのでしょう.
 この地方をはじめて訪れて感じたのは,本当に立派な桜が多いということ.観賞用に植えられた複数のソメイヨシノが咲き競う華やかさも良いですが,立派な一本桜が咲き誇っている姿は新鮮でした.
サムネイルをクリックすると拡大画像(約2MB)を表示します.
撮影データ:MINOLTA α-9xi,Tokina AT-X828 AF PRO (135mm),1/20・f11,RVPF,ベルボン三脚.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:01| Comment(0) | TrackBack(3) | 写真など

2007年05月13日

視野率について

 一眼レフカメラなどで使われる視野率とは,実際に写る範囲とファインダーを覗いた時に見える範囲の比率のことです.視野率100%のカメラは,ファインダーで見たままの範囲がフィルムやCCD上に写ることになります.自分の愛用しているミノルタのα-9xiは,縦92%,横94%となっています.そのため,今回の作例のようなことが起きます.
 1枚目の画像はフィルムスキャナで読み込んだ直後のもので,ほぼフィルム上に写った範囲です.右下に,墓石が中途半端に写ってしまっています.私の風景写真歴が短いとはいえ,墓石が入らないように慎重にフレーミングしたので,墓石が写りこんでしまったのは視野率の低さが影響しているんだと思います.
 そこで,2枚目の画像は視野率を考慮してトリミングしてみました.確かに,実際に撮影した時の(私の記憶の)イメージに近づきました.しかし,今度は後ろの林の途切れ方が嫌な感じです.右側の林がないところをカットしたほうが,収まりがよさそうです.
 撮影時,そこまで考慮したかどうかは・・・・.このトリミングイメージは画面中心を変えずに視野率を考慮しました.実際には,もっと左寄りの部分がファインダーに見えていたとすれば,林が途切れるところを考慮してフレーミングしていたでしょうね.いずれにしても,中途半端な写真ですが.
 しかし,このように視野率に左右されては作品作りになりませんね.特に,ポジをそのまま作品として応募するコンクールには出せません.応募できそうなポジがあったとしても,それは偶然であって,自分が撮影時に狙ったものではないかもしれないんです.
 風景写真ではPENTAX 645シリーズを使われている方が多いですが,このシリーズも決して視野率よくないですよね.フィルムの大きさが違うとはいえ,それなりに影響が出そうです.ハイアマチュアやプロの方々はこの問題に対してどう対処しているのでしょうか.あとでトリミングするから,気にしないということなんでしょうか・・・・?
 ところで,この写真は群馬県沼田市の上発知にある枝垂桜です.“発知の彼岸桜”を調べていたら,上流にこの桜があり,かつ満開だという情報を入手したので足を運んでみたのです.日付は4月28日.この日の午前中は良い天気だったのですが,予報どおり午後から雨.私が訪れた時は雷とどろくと豪雨の中・・・.せっかく来たのでこのままでは引き下がれず,雷雲が過ぎるのを待ってから撮影に望んだのでした.
 雨がやむと,やはり有名な桜のようで10名近いカメラマンの方々が集まってました.夕方まで待てば日がさしたかもしれませんが,同行者がいたので30分ほどの時間で数カット撮りました.
 他のカットも,本例のように視野率の影響で余計なものが写っていて,総じて良い結果ではありませんでした.本カットは,とりあえず全体を撮っておこうと思って撮ったコマの1つなので,失敗していても惜しくはなかったのですが・・・.この悔いは,また来年ですね.今度は晴天の時に.

追記:改めて検索していたら,私が撮影した日のこの桜の写真を掲載している方がいらっしゃいました.勝手ながらトラックバックさせていただきます.たぶん,あの場でお会いしていたのでしょうね.
サムネイルをクリックすると拡大画像(約2MB)を表示します.
撮影データ:MINOLTA α-9xi,Tokina AT-X828 AF PRO,1/20・f8,RVPF,ベルボン三脚.
posted by みっちぃ (管理人) at 01:02| Comment(0) | TrackBack(2) | 写真など

2007年05月12日

“来て”ない動画配信

自分もひろゆき氏の考えに近いかな・・・.
 素人ながら,YouTubeなどの動画配信配信サイトが今後延びるとは思えないんですよね.確かに,テレビでは流せないような衝撃的な動画があったりするので“面白い”とか“これはすごい”と思うことはあります.でも,そのような超個性的な動画は長期的に価値を認められにくいのでは・・・?と思うんです.そういうコンテンツが万人ウケするとは限らないですし.良い映画は何十年にわたって収益を上げています.
 本当に価値あるコンテンツを作ろうとすると様々なコストがかかります.そこまでして,動画投稿する人がどのくらいいるだろうかというところも疑問です.投稿がきっかけで,それがビジネス化するということはあるだろうけど,それはYouTubeなどの動画配信配信サイトがなくても(一応)できます.要は良いコンテンツへ容易に辿りつける術さえあれば,動画配信サイトのようなところに集約しておく必要もないと思うのです.
 それに,動画って結論だけを見たいときに冗長な感じがしますよね.頭出し機能を付けておけば良いかもしれませんけど,それでも不十分.私なんか,録画していたテレビ番組を1.3倍ぐらいで再生して,視聴時間を短縮することがよくあります.作者が最も表現したかった大事なチャプターを見てもらう前に,視聴者は飽きてしまうかもしれません.だから,動画って視聴する側にも(時間的なものを含めて)視聴コストがかかるんです.
 視聴コストをゼロに近づけるためには,視聴者のスケジュールの隙間時間に動画閲覧の機会を与える必要があります.そういう隙間時間に,パソコンを起動して,ネットに接続して・・・というのは少々面倒すぎます.だから,こういう動画は携帯電話向けの動画配信にシフトするほうがうまくいくような気もします.携帯端末なら高解像度で広帯域な配信は必要ないので,システムとしてのバランスがよさそうな気がします.
カテゴリ“有害電波発信地”とは,(浅学なくせに)好き勝手言い過ぎて,その結果,自分自身の立場を悪くしかねないようなコメントを発信するためのカテゴリです.
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愚痴の穴

 “大様の耳はロバの耳”で出てきたような穴をネット上に作って,言いたい放題書けるようなサイトを作ってみたくなった.そうだなぁ〜,できれば3Dで表示される立体的な穴で,底が見えないような井戸や縦穴のようなイメージ.誰かが愚痴を書けば,それが穴に落ちながら消えていく・・・.大勢の人が同時に書き込めば,まるでそれらが星のようになって流れ落ちていく・・・.テキストだけじゃなくても良いかも.嫌な人の写真をビリビリに破いて捨てることができたり,嫌な人から貰ったメールを捨てたり・・・.
 それらが穴に落ちていく様は,第3者がリアルタイムに見ることができる.誰かの名前が出てきて,偶然本人が見ているかもしれないけど,誰が書き込んだかはわからないし,大勢の人が同時に愚痴を書き込んでいたら,どれがどれだか見分けが付かないから,本人は気づかないだろう.
 そして,大勢の人の愚痴が落ちていく様を見て,“みんなつらい思いをしているんだな〜”と実感する.絶え間ない愚痴の落下をボーっと眺めていると,次第に気分がリフレッシュしてくる(はず・・・・),というもの.
posted by みっちぃ (管理人) at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月11日

1時間の遅延

 ようやく大学に到着できた.風が強いという気象の影響だけで,1時間も遅くなってしまった. 一番ネックだったのは,川越線区間の遅延だった.この区間は,普段50分ほどで着くのだが,それが2時間近くもかかってしまったのである.
 宇都宮線区間は,走り出したらことのほかスムーズだった.むしろ,遅延の回復運転のおかげで早く着いたようだ.
 こうなることは覚悟していたので,遅延自体には腹立たしさはないのだが,不正確な情報が飛び交っていることに憤慨する.異常事態発生時,乗客のパニックが起こらぬように勤めるべき鉄道会社が,強風という比較的頻繁に起こりうる気象条件下において,自らパニックになっているように見える.たかが強風と侮ることなく,組織の改善を期待したいものだ.

本ブログでの今日の関連記事
関連記事
posted by みっちぃ (管理人) at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

列車の運行情報

 情報の品質には最新の注意を払っているというが,あまりにお粗末過ぎないだろうか. 例えば,
7:52分現在
川越線は、強風の影響で、大宮ー川越間の上下線の一部列車に遅れがでています.埼京線への直通運転を中止しています。
この情報を見たのは9時半頃および11時半ごろ.“一部列車”に遅れだというが,実際には全ての列車が大幅に遅れている状況だったはずだ.徐行運転を行っていることもこの内容からは伝わってこない.また,“一部列車”と表現されていると,運行の乱れはそれ程深刻ではない印象も受ける.実体に合わない情報だ.
 別の例,
11:08現在
宇都宮線は、11時05分頃より、強風の影響で、宇都宮〜黒磯駅間の上下線で運転を見合わせています.
 この内容を確認したのは11時半ごろ.この他に,宇都宮線に関する情報は出ていない.しかし,例えば大宮10時26分発の各駅停車宇都宮行きは15分ほど遅れている.この点も実態に合わない.
 おそらく,他の路線,他の鉄道会社も情報にない遅延が発生しているだろう.その状況を知りたいからこそ運行情報のサイトをユーザーは参考にしているはずで,その品質が悪かったら誰も信用しなくなるだろう.もっと正確な運行情報の公開をお願いしたいものだ.
posted by みっちぃ (管理人) at 12:41| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記

列車に乗り込んだとたん“運転取りやめ”?

 予定より10分も遅れて列車がホームに入ってきた.駅のアナウンスは「到着の列車は10分遅れの,各駅停車宇都宮行きです・・・」.
 ドアが開き,列車に乗り込む.直ぐに列車は発車しない.とそこへ,車掌のアナウンス.
この列車は当駅で運転取りやめになります.
 は?どいうことだ?
 しかし,ほぼ同じタイミングで駅のホームのアナウンスは, 到着している列車は各駅停車の宇都宮行きです.信号が変わり次第発車します. といっている.それに合せるように,車掌も「失礼しました.この列車は・・・」と続ける.
 いったい,どういう業務連絡をしているとこうなるのだろうか.この状況から推察されるのは,乗務している人間はとりあえずその列車に乗務してドアの開閉をしているだけで,この後10分程度後に予定されている自分の仕事を把握していないということである.この問題は,この車掌個人というより組織的な問題だろう.今日のように,各路線でダイヤが乱れるというような場合のための異常系の業務フローが,しっかり考慮されていないか機能していないのである.
 このような組織が首都圏の大動脈である鉄道網を管理しているとゾッとする.大地震が発生した時,テロなどが同時に起こった時など,本当にこんな状態で大丈夫なのだろうか.
posted by みっちぃ (管理人) at 12:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

お待たせしました?

 川越線の南古谷ー指扇間に荒川をまたぐ橋梁がある.この橋は,荒川の高い堤防と同じ高さで架けられており,しかも車両の幅と同じ位しかない橋脚と橋桁でできている.また,この付近は入間川との合流地点があるため北側に大きく開けており,障害物も無いため,強風の影響が出やすい.何年か前までは暴風柵が付けられていなかったので,今日のような強風の日は必ずと言っていいほど徐行運転となる.
 今日も例外なく徐行運転が行われていて,当区間を通過する前に「この先の橋梁で徐行運転をしています」というアナウンスが流れていた.
 列車は南古谷を発車し,途中まではいつもどおりに走行をしていた.そして,徐行のために減速が始まったとき,
お待たせしました.
と,車掌のアナウンスが入ったのである.ん?駅に到着でもないのに「お待たせしました?」.これから,とても迷惑な徐行運転が始まるというのに,何がお待ちかねなのか?
 一応,これから5秒ほどの間をおいてから「恐れながら,この先徐行運転をいたます・・・」とアナウンスが続いた.そうか,車掌によっては徐行運転はお待ちかねだったのだな.
posted by みっちぃ (管理人) at 11:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

脚色された車内放送

 今日は風が強い.列車は遅れている.特に川越線は単線区間のため,駅に止まるごとに交換待ちが生じる.上下線の片方が遅れると,両方に遅延が発生するするため,そのスパイラルにより大幅な遅延になる.このときも,交換駅で反対方向の列車を待つ羽目になった.そこへ車掌のアナウンス.
本日は強風の・・・・(ごぉぉ〜〜〜っ)め,列車の運行が大幅に乱れております.
この“ごぉぉ〜〜〜っ”という音が,強風が乗務員室に入り込んで生じたのか,車掌の鼻息で生じたのかは定かでない.しかし,確かに風が強そうだし,列車は遅れている.なかなかの脚色であった.
posted by みっちぃ (管理人) at 11:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

間もなくとはどのくらい?

 今日は風が強い.列車は遅れている.特に川越線は単線区間のため,駅に止まるごとに交換待ちが生じる.上下線の片方が遅れると,両方に遅延が発生するするため,そのスパイラルにより大幅な遅延になる.そこへ車掌のアナウンス.
間もなく反対方向の列車が到着します.到着次第,この列車は発車します.
 しかし,なかなか反対方向の列車は来ない.ようやく3分ほどたってから列車が到着し,4分後に自分の列車が発車した.3分は“間もなく”といえるのだろうか.
 次の駅に着いても,再び交換で待たされることになった.
もう間もなく反対方向の列車が到着します.到着次第,この列車は発車します.
 今度はこんどは“間もなく”に“もう”が付いた.こんな表現があるのだと驚いた.とにかく,雰囲気としてはさっきよりは待たされなさそうだ.しかし,列車は5分立ってから到着した.5分は“もう間もなく”といえるのだろうか.“もう”待たされるのはうんざり.
posted by みっちぃ (管理人) at 11:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

広告だけ2

 以前広告だけの記事を出したが,ネタがないので今回も・・・.いや,ネタがないというより書く余裕がないというか・・.ぶつぶつ.

都合により,ここの広告は削除されました.(2007-05-15)
posted by みっちぃ (管理人) at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月10日

クサイ客室

 今日,学校からの帰路に新幹線を使ったのだが,車両に乗り込んだ瞬間トイレのニオイが・・・.まぁ,車両の入り口はトイレや洗面台のあるスペースなので仕方ないと思っていたのだが,客室内に入ってもそのニオイが・・・.このニオイは芳香剤のニオイではなく・・・・.かれこれ100回以上は新幹線を利用しているが,このようなことは初めて.
 何かの故障だろうか.我慢できないほどのニオイではなかったが,食べ物を食べるには躊躇したくなる状態だった.(でも構わずに売店で買ったケロッグのシリアル・ビスケット クリスプを食べたけど.)新幹線は車体機密構造なので当然窓が開かない.というわけで,どうしようもない・・・・.と,ふと思ったのはこれが国際線の飛行機だったらどうなるのだろうと・・・・.我慢して何時間も飛び続けるのか,それともどこかに(緊急)着陸してメンテナンスや別機体へ乗り換えるのか・・・.それとも,絶対故障しないような仕組みがあるのだろうか・・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年05月09日

茨城県南部で地震

先日,地震に関する記事を書いた矢先に身近なところで地震が・・・.なんかやな感じだな・・・.大学校舎,小さい地震でも結構揺れるんだけど,研究室の機材とか大丈夫だったかな.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月08日

BBC トップ・ギアのBMW M5紹介ムービー

 Yahoo!動画でBBCのトップ・ギアという番組でのBMW M5紹介ムービーが公開されている.(2008年3月20日まで.) M5の紹介は後半の40分ごろからなのだが,早送りしたくても途中の宣伝が何度か入るため,一気に頭出しできないのが残念.
 もともと自分はこのムービーを,BMW Style TV拾いものムービーのコーナで見たことがある.こちらのものは英語だけなので全部聞き取れなかったのだが,Yahoo!動画で公開されているのは日本語字幕が入っている.改めて英語力のなさを実感・・・.
 いやぁ〜,M5,良いですね.まさに羊の皮をかぶった狼です.GT-Rがそういう方向を貫いてくれれば良かったのですけどねぇ〜.いつか自分のものにしたいですが,学位をとるためにこのクルマと同程度の借金を抱える私にとっては,夢のまた夢・・・.将来,やっと買えるとなった時には,環境問題の影響でこういうクルマは乗れなくなっているんだろうなと思うと寂しいですね・・・.いずれにせよ,GT-Rすら買いそびれた私は,こういう車に縁がなかったということで・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2007年05月07日

“鉄カフェ”ねぇ〜

マンション暮らしの家庭が多くなった今,Nゲージを走らす場所を自宅に確保するのは難しくなった.だから,こういうカフェは都市部を中心に流行るかもしれませんね.その意味では“オタク”が“お宅”ではなくなりつつあるわけで,むしろ趣味に没頭するのが“カッコイイ”と思える時代が再来するような気がします.
 自分も20年前ぐらいまでNゲージで遊んだ身ですが,最近はさっぱりです.押入れに車両が眠っているので,オークションとかで売ってしまおうか・・・.再び遊び道具にしても良いのですけど,鉄道模型はカーブがキツイのがリアルじゃないんですよね.在来線の場合160m〜800mが最小曲線半径(伊原一夫:鉄道車両メカニズム図鑑,グランプリ出版,1987)ですので,1/150スケールでは1.06m〜5.33mとなります.一方,Nゲージ線路として発売されている曲線は(最近の情報は分りませんが)0.243m〜0.541mです.そのため,そのカーブに車両を走らすとその車列が不自然にカクカクするする・・・.しかも,その急カーブを信じられないスケールスピードで通過できてしまうという・・・.まぁ,拘ったらキリがないですけど.  
posted by みっちぃ (管理人) at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

あなたは既に5月病・・・?

 ゴールデンウィーク明けの午前中,連休分の仕事がたまっているというこの時間帯にこのブログにアクセスしてしまったあなた!あなたはすでに5月病かもしれませんぞ!
 Wikipediaでは「新人社員や大学の新入生などに見られる、新しい環境に適応出来ない事に起因する精神的な症状の総称である。」なんて書いてありますが,新人社員や新入生に限らず,直ぐに仕事モードになれない人は多いようです.いずれもストレスが原因と言われていますので,上手に解消して気分を切り替えましょう.
 ・・・・って,自分にも,そう言い聞かせているんですが・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

10円

 平成19年の10円玉.この写真を撮ったのは3月ごろだったので,製造されてから間もないうちに自分のもとに来たことになる.あまりにピッカピカで,おもちゃの10円玉のようだ.
 写真は蛍光灯下で撮影したので黄色っぽい.実際の色はもっとピンクっぽく輝いている.この10円がどれだけ経つとあのどす黒い茶色になるのか・・・.それを調べるために使わずにとってあるが,1ヶ月以上たった今は変化がない.多くの人に触られたりして腐食の原因が付かない限り,意外と変化しにくいようだ.
10円玉
サムネイルをクリックすると拡大画像(約2MB)を表示します.
撮影データ:MINOLTA α-9xi,TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 + 2倍テレコン,3秒・f8,RVPF,ベルボン三脚.
posted by みっちぃ (管理人) at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 写真など

2007年05月06日

上越地方で地震が群発?

 5日,17:43と20:39に上越地方でM3程度の地震があった模様です. 比較的浅いところが震源になっているのでプレート境界型ではないと思われます(正確な情報は公的な情報を参照のこと).活断層型の地震だとすると,過日の能登半島地震などで生じた歪が影響しているだろうかと,素人ながら想像してしまう・・・.そしてその歪が,関東,東海,東南海、南海道の大地震の引き金になってしまうのではないかと,余計な不安を感じるこのごろです.
 特に東海地震については本当に心配です.気象庁のページ「東海地震に関する基礎知識」にあるように,東海地震はいつ発生してもおかしくない状況です.そしてさらに緊張を感じるのは,東海,東南海、南海道の3つの地震はほぼ同時に発生したという特徴があるのです.これほどの広範囲でM8クラスが発生したらと思うとぞっとします.しかしそれは遠い将来ではなく,近い将来に発生しうると考えたほうが自然なのです.
 ついでなので,地震関係のリンクを掲載しておきましょう.    秋からはP波(初期微動)を使った緊急地震速報がスタートします.携帯電話に一斉に速 報配信してくれるとありがたいのですが・・・.    P波を用いた速報は,科学的な根拠があり,かつ実績ある手法です.なので,これと一緒に扱うわけにはいきませんが,事前に地震の発生を知るという目的に関連して,電磁波の観測による地震予測の試みについてもリンクしておきましょう.    前者の2つはそれっぽいデータを出していますが,後者の2つはちょっと・・・.何年かこれらのサイトを見てきましたが,残念なことにどの活動も信頼できる予測にはかなり程遠い状況に思えます.何よりも,電磁波は雷や電離層の状態などでも変化するので,地震に関連付けて規則性を見出すのは容易ではないようです.
 この手の研究では,八ヶ岳南麓天文台のEPIOプロジェクトがそれなりの成果を出していたように思われます.何年か前,関東での大地震を予測した時にうまく行かず(と言うか,地震は確かに発生したが規模が小さかった)それを期にホームページ上での公開が終了してしまいした.この時の予測は,株価変動にも若干の影響を与えたと報道されていたのを覚えています.(“関東地震”をググっていたら偶然出てきた記事.相当叩かれたんだろうな・・・.)
 関東の大地震も,70年前後の周期で発生していると考えられているようです.1923年の関東大震災から既に84年が経過したことを考え出すと,眠れなくなりそうです・・・.(首都圏地震に関する参考:内閣府 首都直下地震対策
posted by みっちぃ (管理人) at 00:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2007年05月05日

このブログシステム

動作がへんだ.再構築するとページが生成されていなかったり,ページが壊れたりする.なんとかならんかな・・・.
posted by みっちぃ (管理人) at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

外部評価

<教育再生会議>教委外部評価を再提言へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070505-00000008-mai-pol
教育再生会議をも外部評価する必要はないのだろうか.ほんとにこの組織のやり方で大丈夫なのだろうか・・・?
posted by みっちぃ (管理人) at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記