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posted by みっちぃ (管理人)

2007年04月26日

経営責任が先に問われるべきでないか?

 従業員にしわ寄せする前に,役員自らの報酬を減額することを宣言すべきではないだろうか?
 何の話かというと,日産が8年ぶりに大幅な人員削減策を打ち出した話題.販売不振は結果的には役員の責任なのに,なぜその影響を従業員が真っ先に被らなければならないのだろうか.それに対して,日産の役員報酬は国内メーカに比べてずば抜けて高いことが知られている.(例えばこの記事
 長期的に見て従業員削減が必要だったとしても,そのずば抜けて高い役員報酬を減額することを先に述べるべきではないのだろうか.確かに,現在の日本国内での乗用車販売の状況などをみると,販売不振は経営責任を問われるほどのものではないかもしれない.しかし,他社の7倍近い役員報酬はトヨタのそれに比べると明らかにアンバランスだし,報酬に見合う成果を挙げられていないのは明白である.仮に7倍分の差額(約20億円分)を従業員に回せば,千数百人の早期退職見込みのうち数百人は現職に残れるのである.残ったところで遊ばせて置くわけにもいかない.遊ばせて置かなくて済むようにするのが経営者の役目であり,腕の見せ所ではないだろうか.
 今までも鉄鋼不足で減産したり,ハイブリッドカーの扱いで右往左往(ニッチ技術と言ってはトヨタから技術提供を受けていたり独自開発を宣言したり・・・)したりするなど,日産の経営はどうも危なっかしさが多い気がする.よく言えば柔軟な経営と言えるのかもしれないが,長期的な視野に欠け短期的要因に会社が振り回されているような印象を受ける.
 販売不振について個人的な意見を述べると,職人気質な性格の日産のクルマ作りが販売の足を引っ張っているように思う.これは,ゴーン改革以前からずっと続いている良くも悪くもある性格である.その悪い側面が顔をのぞかせている気がする.全てを否定するつもりはないが,特定のエンジン(VQエンジン)に拘ったり,デザイン(フーガとスカイライン,ムラーノとプレサージュが類似など)に拘ったり,プラットホームに拘ったり(FMプラットホームってそんなに優れている?),メカニズムに拘ったり(まだ5速AT?)などなど,いかにも職人的なやり方がユーザーに対して古い印象を与えてないだろうか.単に技術的に遅れているだけだという意見もあると思うが,技術が命のクルマ業界でその波に乗り遅れたら,その時点で経営戦略の失敗を自覚すべきでないか.
 昔と違って,今はロングヒットとなるような車を作るのは難しいと思う.いや,難しいというよりユーザがそれを望んでいない気がする.新車を発表した時に,どれだけのインパクトを与えられるかという点のほうが,何年もの愛着を感じさせるようなことよりも重要視されるべき状況にあると思う.すなわち,価値創造(=日産の本質,らしい)のプロセスそのものの見直しが必要ではないかと思う.
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posted by みっちぃ (管理人) at 00:22| Comment(0) | TrackBack(15) | 有害電波発信地