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posted by みっちぃ (管理人)

2007年03月02日

iSCSI Enterprise Target を CentOS4.4にインストールする

 iSCSI Enterprise Target(以下IET)は現時点で0.4.14が最新である.0.4.14のREADMEを見ると「kernel version of 2.6.14 or newer」となっており,2.6.9系カーネルのCentOS4.4では使用できないことになる.ググってみるとOgawa::Memoranda氏のブログでも指摘しているように,対応しているOSディストリビューションを選ぶのが無難なようだ.
 では,逆にIETのバージョンを下げたらどうか.そう思って調べてみると0.4.0まで下げれば2.6.9系カーネルでも大丈夫そうだ.でも,ここまでバージョンを下げるのは他のバグフィックスなどのことを考えると抵抗がある.そこでもう少し調べてみたところNigel Smith's氏のブログにて解決手段を発見した.ここには2つの解法が載っている.また,CentOS Forumsにも話題がある.どれがベストな解法が分らないが, ここは(大事をとって?)CentOS Forumsの記事でリンクされていたソースを使ってCentOSにIETをインストールすることにしよう.
 
  1. ここ(http://www.karan.org/mock/iscsitarget-0.4.12-4.el4.kb.src.rpm)からソースファイルを入手する.
  2. RPMコマンドを使用してソースをインストールする.
    # rpm -ihv iscsitarget-0.4.12-4.el4.kb.src.rpm

  3. RPMBUILDコマンドにてソース展開及びパッチ適用を行う.
    # rpmbuild -bp \
    /usr/src/redhat/SPECS/iscsitarget.spec

  4. ソースディレクトリに移動する.
    # cd /usr/src/redhat/BUILD/iscsitarget-0.4.12/

  5. makeを実行する.その際,カーネルソースディレクトリを指定する.「uname -r -m」の実行結果が『2.6.9-42.0.10.EL i686』の場合次のように指定して実行する.
    # make KERNELSRC=\
    /usr/src/kernels/2.6.9-42.0.10.EL-i686/

  6. インストールを行う.先と同様にカーネルソースディレクトリを指定する.
    # make KERNELSRC=\
    /usr/src/kernels/2.6.9-42.0.10.EL-i686/ install

  7. 無事インストールが完了すると一連の関連ファイルがインストールされる.設定ファイル「 /etc/ietd.conf」を編集して,「/etc/init.d/iscsi-target start」でプログラムを開始する.
  8. OS起動時に自動起動するようにするには次のコマンドを実行する.
    # chkconfig iscsi-target on

 つまり,ほとんど通常のIETのインストール手順で完了する.問題は,この方法で構築したiSCSI Targetがどのくらい信頼できるかということであるが,まだ動作を始めたばかりで判断できない.別のマシン(FC4)にインストールしたIETの0.4.13は,Windows上からMicrosoft iSCSI Initiatorを使用したオペレーションで非常に安定して動いている.安価にSANを構築する手段として有用な方法だと思う.

追記1:筆者は本記事によるいかなる損害についても責任を負いません.あくまで自己責任でお願いします.

追記2:検証したところ,上記の方法でインストールしたIETは不安定なようです.別途レポートしたいと思ってます.(再検証結果はこちら



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posted by みっちぃ (管理人) at 01:53| Comment(0) | TrackBack(4) | 知恵袋